OUROBOROS/World Code

 World Code

  • 用語定義
    • ユーザ: 利用者(一人の人間)
    • アバタ: ユーザが生成した1つの人格(ユーザ自身の人格と同一でも異なってもよい)
    • ゲスト: 新たに参加したユーザのアバタ、相対的に自アバタより評価の劣るアバタ
    • システム: アバタを実現する計算機システム
    • 物理社会:  物理的に現存する社会
 
 
  • 1項.アバタの定義
    • 1 ユーザはアバタを介してネットワークに接続する。
    • 2 アバタは他のアバタと情報の交換を行うことができる。
    • 3 アバタが他のアバタに及ぼした不利益に対する責任はユーザに帰着する。
    • 4 システムはアバタに固有のパスワードを知っているユーザを正当なユーザとみなす。
    • 5 1ユーザ1アバタの利用を原則とし、ユーザとアバタの責任範囲は同じと考える。
    • 6 複数ユーザ分の責任を負うならば1ユーザが複数アバタを利用してもよい。
    • 7 1つのアバタを複数のユーザが利用してはならない。
    • 8 複数のアバタを用いて、他のアバタに対して複数ユーザのように振舞ってもよい。
    • 9 複数のアバタを用いて、システムに対して複数ユーザのように振舞ってはならない。
    • 10 アバタはシステムが提供する譲渡手順に従って他のユーザに譲渡してもよい。
    • 11 アバタは定まった評価基準により評価され優劣を持つ。
  • 2項.アバタの評価
    • 1 アバタはシステムの発展・運営・風紀に貢献するほど高くなる第一の評価を得る。
    • 2 アバタは他のアバタからの評価が高いほど高くなる第二の評価を得る。
    • 3 アバタはユーザ自身による操作履歴の蓄積量が多いほど高くなる第三の評価を得る。
    • 4 アバタはシステムが検出した異常履歴が少ないほど高くなる第四の評価を得る。
    • 5 アバタの評価が高いほど他のアバタの評価に与える影響は大きい。
    • 6 アバタの評価が高いほどシステムの提供する機能をより自由に利用できる。
    • 7 アバタ評価基準や評価値は第二、第四の評価を除き公開されるべきである。
    • 8 第二の評価は必要に応じて匿名の評価者を認める。
    • 9 第四の評価は不正行為の防止効果を高めるため評価の詳細を公開すべきでない。
    • 10 第二の評価はゲストへのもてなしの質および量に応じて高くなるべきである。
  • 3項.システムの発展
    • 1 システム内でのトラブルの減少を第一の目的とする。
    • 2 ユーザあたり運営費用の削減を第二の目的とする。
    • 3 ユーザ数の増加を第三の目的とする。
    • 4 1ユーザが単位時間内に情報交換したアバタの平均数の増大を第四の目的とする。
    • 5 システムが得た収益のユーザを含む物理社会への還元を第五の目的とする。
  • 4項.システムが提供する機能
    • 1 システムはアバタを生成・削除・譲渡するための機能を提供する。
    • 2 システムはアバタとユーザを紐付けるための認証機能を提供する。
    • 3 システムはアバタの評価を更新し保持する機能を提供する。
    • 4 システムはアバタが他のアバタと情報交換するための通信手段を提供する。
    • 5 システムはアバタの活動の場となる仮想空間を提供する。
  • 5項.仮想空間
    • 1 仮想空間は物理社会の一部を再現する。
    • 2 仮想空間は物理社会における物理的・技術的制約に従わなくてもよい。
    • 3 仮想空間はアバタ評価に基づき一様に公平に機能する。
    • 4 仮想空間は有限の資源から成る。
    • 5 アバタは資源の取得、加工、破棄、他のアバタとの交換を行うことができる。
    • 6 仮想空間は他のアバタとの交流を促進するための娯楽を提供する。
  • 6項.仮想空間の提供する娯楽
    • 1 競技性が高くかつ物理社会では実施困難な多人数が同時参加できる娯楽を提供する。
    • 2 物理社会で役立つ教訓および知識を獲得できる娯楽を提供する。
    • 3 ユーザが考案した娯楽を実現できるプラットフォームを提供する。